関連キーワードとは、検索エンジンでキーワードを入力した際に、関連するキーワードやフレーズを提案する機能です。
これにより、ユーザーはより具体的な情報を見つけるのに役立ち、検索を手助けしてくれます。
Googleの関連キーワードが表示される基本的な仕組みは、ウェブ上の多岐にわたる情報から収集された過去の検索キーワード、その検索頻度、および参考にしたサイトなどから反映し、自動的に表示されます。
ただし、具体的な表示条件(アルゴリズム)はGoogleも公開しておりません。
この関連キーワードはユーザーの関心事を反映するキーワードであり、その中にネガティブな単語が表示されことも少なくありません。
たとえば、特定の会社名を検索した際に、「評判悪い」などネガティブな単語が表示されることがあります。
出典:Google
本記事は、企業イメージを毀損に繋がる風評被害関連キーワードが、
上記を把握するために、誹謗中傷対策センターが独自に調査しました。
調査対象:Google
調査対象期間:2023年8月9日~2023年8月28日
調査検索キーワード数:955
調査検索キーワード対象:社名/サービス名/商品名/代表者名
調査方法:Google検索した際に表示される関連キーワードで、当社がネガティブと判断した複合ワードを集計(特定の企業を連想するワードと一部掲載に問題があるワードを除く)
「やばい」がネガティブな印象を与える理由
「やばい」というワードは、文脈によっては軽い冗談やジョークとして使われることもありますが、通常、予期せぬ問題や危機的な状況を指摘するために使われます。
たとえば、事故やトラブルが起こったときに「やばい!」と叫ぶことがあります。
そのため、このワードは危険や困難を暗示するものとして受け取られます。
「2ch」がネガティブな印象を与える理由
掲示板サイト2ちゃんねるを指し、2ちゃんねるは一部のユーザーにとっては自由な発言の場として利用されていますが、その自由さが悪意や炎上文化を助長し、コミュニティ全体の印象をネガティブにしています。
その結果、一般的には「2ch」というワードは、そのネガティブな側面に関連づけられることが多いです。
ただし、全てのユーザーが悪意的ではなく、2ちゃんねるには様々なトピックについて有益な情報や議論も存在します。
「怪しい」がネガティブな印象を与える理由
「怪しい」というワードは、不確かさ、不透明性、背後に隠された意図、社会的な規範との不一致、自己防衛の本能など、さまざまな要因が結びついてネガティブな印象を与えるワードです。
人々はこれらの要因を考慮して、他人や状況を評価し、必要に応じて慎重に行動します。
「最悪」「迷惑」「パワハラ」がネガティブな印象を与える理由
こちらは理由を解説するまでもなく、一般的にネガティブなイメージを連想させるワードです。
「裁判」「事件」がネガティブな印象を与える理由
こちらも理由を解説するまでもなく、一般的にネガティブなイメージを連想させるワードです。
こちらは6位以降を含めた全集計結果となります。
↓↓↓順位 | ネガティブワード | 集計 |
---|---|---|
1位 | やばい | 74 |
2位 | 2ch(同義語2ちゃんねる・2ちゃん含む) | 29 |
3位 | 怪しい | 19 |
4位 | 最悪 | 14 |
4位 | 迷惑 | 14 |
4位 | パワハラ | 14 |
5位 | 裁判 | 13 |
5位 | 事件 | 13 |
6位 | 偽物 | 9 |
7位 | 評判悪い(同義語_悪評含む) | 8 |
8位 | 苦情 | 6 |
8位 | 離職率 | 6 |
8位 | しつこい | 6 |
9位 | 黒い噂 | 5 |
9位 | 5ch | 5 |
10位 | 副作用 | 4 |
10位 | クレーム | 4 |
10位 | 不祥事 | 4 |
10位 | 事故 | 4 |
10位 | 死亡 | 4 |
10位 | 迷惑電話 | 4 |
10位 | トラブル | 4 |
11位 | 集団訴訟 | 3 |
11位 | まずい | 3 |
12位 | 天下り | 2 |
12位 | 死亡事故 | 2 |
12位 | 失敗 | 2 |
12位 | いじめ | 2 |
12位 | 噂 | 2 |
12位 | 悪質 | 2 |
12位 | 欠陥 | 2 |
12位 | 炎上 | 2 |
12位 | 爆サイ | 2 |
12位 | 邪魔 | 2 |
━ | 掲示板 | 1 |
━ | 判例 | 1 |
━ | 医療事故 | 1 |
━ | 内部告発 | 1 |
━ | 偽サイト | 1 |
━ | 不正 | 1 |
━ | 迷惑メール | 1 |
━ | 悪い | 1 |
━ | 批判 | 1 |
━ | 悪い口コミ | 1 |
1位「やばい」は特化して表示数が多く、この傾向は以前調査したGoogleサジェストの風評被害ワードTOP3と同じ結果となりました。
ネガティブワードの表示数ではなく、どんな意味を表すネガティブワードか分類して見ると、法的な問題や事件報道を表すワードが、32%と一番多い結果となりました。
↓↓↓ネガティブワードの種類 | 対象ネガティブワード | 割合 |
---|---|---|
法的な問題や事件報道を表すワード | 「裁判」「事件」「集団訴訟」「不祥事」「事故」「死亡」「死亡事故」「失敗」「炎上」「判例」「医療事故」「内部告発」「不正」「欠陥」 | 32% |
害をこうむっていることに対する 不平・不満を表すワード |
「迷惑」「苦情」「しつこい」「クレーム」「迷惑電話」「トラブル」「悪質」「迷惑メール」 | 18% |
不信感を表すワード | 「やばい」「怪しい」「最悪」「評判悪い」「黒い噂」「噂」「悪い」「悪い口コミ」 | 18% |
労働問題・環境を表すワード | 「パワハラ」「離職率」「天下り」「いじめ」 | 9% |
商品、サービスに対する具体的な 不平・不満・不信感を表すワード |
「偽物」「副作用」「まずい」「邪魔」 | 9% |
掲示板 | 「2ch」「5ch」「爆サイ」「掲示板」 | 9% |
その他 | 「偽サイト」「批判」 | 5% |
調査の結果、一点気になったのが「ブラック」というネガティブワードが無いことです。
おそらく「ブラック」というネガティブワードは、関連キーワードに表示させないNGワードとしてGoogleが処理していると推測します。
「やばい」や、法的な問題や事件報道を表すワードなど、ネガティブなイメージを連想させる関連キーワードでお困りなら、誹謗中傷対策センターにご相談ください。
当社は継続的にネット上の風評被害状況を調査しており、その独自分析した知見を活かし、多くの企業をサポートしています。