IPアドレスの特定方法!相手のIPアドレス調べ方を解説
0120-550-555 些細なことでも遠慮なくご相談ください
IPアドレスの特定方法!相手のIPアドレス調べ方を解説

IPアドレスの特定方法!相手のIPアドレス調べ方を解説

IPアドレス(Internet Protocol Address)は、コンピューターやネットワークデバイスがインターネット上で通信する際に使用される識別子です。
IPアドレスは、ネットワーク上の機器が他の機器と通信するために使われ、データの送受信において送信元や宛先を明確に指定するために必要となります。

本記事では、何かしらの理由からIPアドレスを特定したい場合の方法について解説します。

IPアドレスとは何か?

冒頭で少し触れましたが、IPアドレスの基本的な概要について解説します。

IPアドレスの構造

IPアドレスは、コンピューターネットワーク上で通信を行うために使用される一意の識別子です。
IPv4(Internet Protocol version 4)およびIPv6(Internet Protocol version 6)の2つのメジャーなバージョンが存在しますが、ここではIPv4に焦点を当てて説明します。

IPv4アドレスは32ビットの数値で構成されています。
この32ビットは通常4つの8ビットのオクテット(またはバイト)に分割され、各オクテットは10進数で表現されます。

例えば、次のような形式です。

192.168.0.1

この例では、4つのオクテットがあり、それぞれが「192」「168」「0」「1」という数値で構成されています。

IPアドレスの役割

ネットワーク上の一意な識別子:
IPアドレスは、ネットワーク上のデバイスを一意に識別するためのものです。
これにより、データが正確なデバイスに送信され、正しいデバイスからのレスポンスが受信されるようになります。
ルーティング:
IPアドレスは、データがネットワーク内でどの経路を通って送信されるかを決定するのに役立ちます。
これにより、データは目的のデバイスに効率的かつ正確に到達します。
サブネットワークの識別:
IPアドレスにはネットワーク部分とホスト部分があり、これによりサブネットワークを構築することができます。
サブネットワークは、大規模なネットワークを論理的に分割し、管理を容易にします。
ネットワーク上での通信:
データ通信において、送信元と宛先のデバイスはそれぞれIPアドレスを使用して通信を行います。
IPアドレスは、ネットワーク層で動作するプロトコルによって使用されます(例: ICMP、TCP、UDPなど)。

現在、IPv4アドレスが徐々に枯渇していることから、IPv6が導入されつつあります。
IPv6はIPv4よりも大容量のアドレススペースを提供し、将来のインターネットの成長に対応するための取り組みです。

IPv4とIPv6の違い

IPv4とIPv6は、インターネット上でデータを送受信するための通信プロトコルであり、異なるバージョンのIPアドレスを使用しています。
以下、IPv4とIPv6の主な違いになります。

IPv4 IPv6
アドレスの長さ 32ビットのアドレス空間を持ち、通常「xxx.xxx.xxx.xxx」(例: 192.168.0.1)の形式で表現されます。これにより、約42億の異なるIPアドレスが利用可能です。 128ビットのアドレス空間を持ち、通常「xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx」の形式で表現されます。IPv6は膨大な数のアドレスを提供し、インターネットの拡大に対応しています。
アドレスの枯渇状況 32ビットのアドレス空間が限られており、IPv4アドレスの枯渇が進んでいます。これに対応するために、NAT(Network Address Translation)などの技術が使用されていますが、これは一時的な対策に過ぎません。 128ビットのアドレス空間が広範であり、アドレスの枯渇を解消することが期待されています。IPv6は将来のインターネットの拡大に対応するために設計されています。
セキュリティと機能 後発のIPv6に劣ります。 IPv6はIPsec(Internet Protocol Security)をサポートしており、通信のセキュリティが向上しています。また、一部のネットワーキング機能も改善されています。
ネイティブサポート インターネットの初期から広く使われ、ほぼすべてのネットワーク機器がIPv4に対応しています。 導入が進んでおり、将来的にはIPv6が主流となることが期待されています。多くの現代のネットワーク機器はIPv6に対応していますが、まだ一部の環境ではIPv4が主流です。

これらの違いから、IPv6は将来のネットワーキングの基盤として期待されており、IPv4からの移行が進められています。


IPアドレスの特定方法(誹謗中傷やプライバシー侵害などでお悩みの場合)

インターネット上で誹謗中傷やプライバシー侵害の被害を受けて、投稿者を特定(氏名・住所・電話番号など)した場合、IPアドレスだけでは投稿者は特定できません。
ただし、IPアドレスから得られた情報を基に、法令に準拠した適切な手続きを経て、投稿者の身元を特定することが可能です。

詳細は下記で解説しておりますので、ご参照ください。
発信者情報開示請求(非訟手続)の流れ

なお、掲示板を運営しているサイトでは、連絡先やお問い合わせフォームを通じて、書き込みによる誹謗中傷に関する報告や、IPアドレス情報の開示依頼が可能です。
しかしながら、掲示板の管理者は個人情報の守秘義務を負っており、任意で情報を開示することは稀です。

そのため、掲示板を運営しているサイトからIPアドレス情報を入手するには、通常、法令に則った適切な手続きが必要です。

原則IPアドレス情報の開示には応じないサイト例

各見出しクリックで詳細が開きます。
↓↓↓

5ちゃんねる(使い方&注意)

“5ちゃんねるは本当に匿名なの?

5ちゃんねるは、現在、全てのIPアドレスまたはホスト情報を記録しています。
ですが、利用者さん同士では、基本的に接続情報などが知られることはありませんので、匿名と考えていただいても差し支えありません
なお、荒らしなど迷惑行為があった場合、接続情報等を公表することもあり得ますのでご了承ください。

また、警察や裁判所からの要請など以外に、取得した接続情報等を流用することはありません。
管理者以外にそれらの記録が知られることはないので、もちろん#運営ボランティアさんたちでも見ることはできません。”

出典:使い方&注意 | 5ちゃんねる

爆サイ(利用規約)

“第5条【個人情報の取り扱いについて】

(1)当サイトにおける個人情報保護方針の前提は、「個人情報の保護に関する法律(法律第57号、以下「個人情報保護法」)」となります。
(2)当社は個人情報保護法を遵守し、投稿ログ情報をはじめとする利用者の個人情報を原則として第三者へ提供致しません。ただし以下に該当する場合、当社は積極的に利用者の個人情報開示措置を講じます。

  1. 刑事訴訟法197条2項に基く捜査関係事項照会書に於いて、警察署や裁判所からログの開示請求があった場合
  2. 裁判所から特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限および発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任制限法)に基づく開示を命じる判決もしくは命令を受けた場合
  3. 当社の再三の注意にも従わず、本利用規約に反する行為があった場合
  4. 本名、住所、メールアドレス、電話番号の記載またはそれに準ずる行為が当社より発見された場合
  5. 当社の不利益になる行為があった場合
  6. その他個人情報保護法で例外と認められている場合

※弁護士法23条の2に於いての請求では、利用者の個人情報の回答はさせて頂いておりません。”

出典:利用規約|爆サイ.com

【注意点】IPアドレスの保存期間

IPアドレスがサーバーに保存される期間は、一般的に3~6ヶ月とされています。
手続きにかかる時間も考慮し、対象の投稿から1ヶ月半以内に手続きを完了させることが望ましいです。


IPアドレスの特定方法(不正アクセスでお悩みの場合)

たとえば自身が運営しているサイトから不正アクセスが多い場合など、どこから不正アクセスが多いのか知りたいこともあります。
そのような悩みを抱えている場合には、下記の方法でIPアドレスを特定することができます。

Whoisデータベースの検索

ドメイン名からIPアドレス情報を取得する最も手軽な方法は、Whois検索を利用することです。
独自のドメインが登録されている場合、Whois検索を実行することで、登録者の情報に迅速にアクセスできます。

この検索では、ネームサーバのFQDNやIPアドレスなど、関連する情報を確認することが可能です。
↓↓↓


まとめ

以上が、IPアドレスを特定したい場合の方法についての解説となります。
なお、下記は総務省が過去に公開した統計「令和4年度 違法・有害情報相談センターに寄せられた相談(作業)件数の事業者別内訳」のグラフです。

本記事内『原則IPアドレス情報の開示には応じないサイト例』で紹介した「5ちゃんねる」「爆サイ」の掲示板が共に相談件数の内訳に入っています。
2022年6月に改正刑法が成立し、誹謗中傷が厳罰化となりましたが、IPアドレス情報を入手するには、やはり法令に則った適切な手続きが必要です。

法律知識がまったくなしでは対応が困難ですので、誹謗中傷やプライバシー侵害などで悩みを抱えている場合には、専門家への相談をご検討ください。

誹謗中傷対策のプロに無料相談

ネット上の誹謗中傷で悩みを抱えている場合、まず弁護士に相談することが考えられますが、弁護士への相談だけでも費用が発生します。

当誹謗中傷対策センターでは、お客様のご相談は無料で承っておりますので、相談にかかる費用は一切ございません。

どんな些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。

今すぐお問い合わせ
メディア掲載

警察がインターネットでの誹謗中傷に対して動かない3つの理由

ページTOPへ戻る