風評被害や誹謗中傷などのネガティブな記事を削除することができたのに、検索結果から消えないということはありませんか。
本記事では、風評被害や誹謗中傷のネガティブな記事を削除することに成功したのに、検索結果から消えない場合のGoogle検索結果、画像検索結果のキャッシュ削除申請方法、Yahoo!、Bingでのキャッシュ削除申請方法もわかりやすくご紹介します。
キャッシュとは、検索エンジンが検索結果を表示するための索引を作る際に、サイト(ページ)の内容を保存したものを指します。
ネガティブな記事が公開されているサイト自体の記事を削除しても、キャッシュが残った状態だと、検索エンジンが保存した過去の情報を閲覧できる場合があります。
GoogleやYahoo!、Bingの検索結果からも表示されないようにするためには、検索エンジンのキャッシュを削除する必要があります。
Yahoo!は現在、Googleの検索エンジンを利用しているため、Googleの検索結果からキャッシュを削除することで、通常はYahoo!の検索エンジンからも自動的に削除されます。
SNSが当たり前になった現在、TwitterやFacebookなどのSNSに投稿された、削除されたはずの画像が検索結果に残っている場合があります。 画像のキャッシュが検索エンジンのサーバに残っているため、このような現象が起こります。 画像のキャッシュを削除することによって検索エンジン上からも表示されなくなります。
ニュースサイトやブログなどネガティブな記事が掲載されていたページを削除したにも関わらず、検索結果のキャッシュに残ってしまうのはなぜでしょうか。
答えは、サイト内の問題となるページの削除とGoogleのインデックスにタイムラグがあるためです。 検索エンジンはクローラーと呼ばれるプログラムがサイト(ページ)にアクセスし、コンテンツを解析後、Google検索エンジンのデータベースにインデックスしていきます。
クローラーとは、インターネット上の文書や画像などを自動取得し、自動的にデータベース化するプログラムのこと。 クローラー以外に「ロボット」「ボット」「スパイダー」とも呼ばれています。
Google検索キャッシュ削除申請方法を下記にご紹介します。
Google検索キャッシュ削除申請には、Googleのアカウントが必要になります。 アカウントをお持ちでない場合、アカウントを取得してからの手続きになります。
下記「古いコンテンツの削除」へアクセスしてください。
「ページURLを入力してください」と記載されている欄に削除したいサイトのURLを入力してください。 入力後、送信ボタンをクリックしてください。
削除したいサイトのページごと消えている場合
削除したいサイトのページごと消えている場合、手続きは完了となります。
削除したいサイトのページが残っている場合
削除したいサイトのページ自体は残っている状態で、文字情報が削除済みの場合は、「このページはまだ存在しています」というような内容が表示されます。
このような画面が表示されたら、「単語を入力」の欄に削除したい単語を入力し「リクエストの送信」ボタンをクリックします。
上記リクエストが完了すると、画面下にある削除リクエストの欄に現在の処理状況が表示されます。 リクエスト直後は、ステータスが「保留中」となっています。
リクエストしてから数日後に再度同じページを訪れ、ステータスが「保留中」から「承認済み」に切り替わっているか確認してください。 「承認済み」になっていれば、Googleの検索結果のキャッシュが削除されたことになります。
ステータス欄が「拒否」の場合、Google検索のキャッシュ削除に失敗したことになります。 消えない理由として下記のようなことが考えられます。
古いコンテンツであり、インデックスに登録されていない
キャッシュ削除リクエストで説明されたテキストまたは画像は、Google のキャッシュ コピーに存在しないようです。古いコンテンツは Google のインデックスと検索結果からすでに削除されていると考えられます。何もする必要はありません。
ページがインデックスに登録されていない
キャッシュの削除をリクエストしたページはいかなる Google の検索結果にも含まれていません。何もする必要はありません。
コンテンツがまだページに存在している
キャッシュ削除リクエストで説明されたテキストまたは画像は、まだライブページに存在しています。ウェブマスターに連絡しコンテンツの削除を依頼後、必要に応じて再度リクエストを送信してください。古いコンテンツの削除ツールへのリクエストは、コンテンツが変更された場合、または利用できなくなった場合にのみ成功します。
リクエストの重複
この URL に対して送信されたキャッシュ削除リクエストがまだ完了していません。既存のリクエストが処理される前に、同じ URL に対する新しいリクエストを送信する必要はありません。
指定なし
上記以外の理由でキャッシュ削除リクエストを処理できませんでした。詳細情報はありません。
画像検索キャッシュ削除申請方法を下記にご紹介します。
画像検索キャッシュ削除申請には、Googleのアカウントが必要になります。 アカウントをお持ちでない場合、アカウントを取得してからの手続きになります。
下記「古いコンテンツの削除」へアクセスしてください。
「画像と画像を含むページの URL を入力する」にチェックが入っていることを確認し、画像のURLと画像を含むページのURLを入力し「送信ボタン」をクリックしてください。
※画像検索結果からリンクのアドレスをコピーして取得したものを利用する場合、「画像検索結果から「リンクのアドレスをコピー」で取得した URL を入力する」にチエックを入れ、検索結果ページのURLを入力し「送信ボタン」をクリックしてください。
上記リクエストが完了すると、画面下にある削除リクエストの欄に現在の処理状況が表示されます。 リクエスト直後は、ステータスが「保留中」となっています。
リクエストしてから数日後に再度同じページを訪れ、ステータスが「保留中」から「承認済み」に切り替わっているか確認してください。 「承認済み」になっていれば、Googleの検索結果のキャッシュが削除されたことになります。
現在Yahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しているため、Googleの画像キャッシュが削除されるとYahoo!のキャッシュも自動的に消えます。
Bing画像検索キャッシュ削除申請方法を下記にご紹介します。
Bing画像検索キャッシュ削除申請には、Microsoftアカウントが必要になります。 アカウントをお持ちでない場合、アカウントを取得してからの手続きになります。
下記「Webマスターツール」へアクセスしてください。
削除したいコンテンツのURLを入力してください。
削除したい画像や文字が掲載されたページが既に削除されている場合は「ページを削除」を選択してください。 ページは存在し、一部の言葉や画像がページから削除されているだけの場合は、「古いキャッシュを削除」を選択してください。
古いキャッシュを削除を選択した場合、「キャッシュ済みページのテキスト」という内容が表示されるので、検索結果から削除したい言葉を入力し「送信」ボタンをクリックしてください。 以上で削除申請は完了となります。
申請が行われると入力欄の下にある「送信履歴」の「状態」という欄に経過状況が表示されるようになります。
Microsoft側が作業を進めている状態のときは「Processing」が表示されます。 Microsoft側の削除作業が完了すると「Completed」という表示に切り替わり削除完了になります。 完了の目安は削除申請してから2日~3日程度になります。
下記のような場合、画像キャッシュを削除できない場合があります。
サーバやドメインの設定に問題
サーバやドメインに問題がある場合、キャッシュ削除できない場合があります。
「存在しない」と判定される
システムの不具合によってキャッシュが残っていても「存在しない」と判定される場合があります。
画像キャッシュの一括消去ができない
サイズの違う画像が存在していた場合、個別にファイル名を指定して申請する必要があります。
「処理できませんでした」と判定
詳しい原因はわかりませんが、処理できないケースもあります。
申請件数に上限
1日10件 / 1ヶ月50件
大量の画像やページを削除する場合、複数のアカウント作成が必要になる場合があります。
画像のキャッシュ削除はページのキャッシュ削除とは若干異なり 削除するサイトの構造によって複雑になります。
元の画像は確実に削除
画像は該当するページ(HTML)とは別に画像ファイル(jpg/png/gif)といった形式で保存されています。
HTMLファイルのみを削除しても画像ファイルが削除されていない場合、検索結果上に画像が表示される可能性があります。
そのため画像ファイルも削除する必要があります。
HTMLファイル内の記述削除・画像ファイル削除後にキャッシュ削除
HTMLファイル内の記述、画像ファイルが削除されてから検索キャッシュの削除を行います。
画像のキャッシュはGoogle、Yahoo!、Bingの検索結果の中に個別に保存されています。
画像の削除が必要な場合、「ページのキャッシュ削除」と「画像のキャッシュ削除」の両方を行う必要があります。
ページの削除が完了し、Googleのキャッシュも削除されているのに検索結果が消えない場合があります。 この場合、確認されているパソコンのブラウザのキャッシュが原因で表示されている場合があります。 ご利用されているブラウザのキャッシュをクリアにすることで改善する可能性がありますので 上記のようなケースで表示されている場合、一度試してみることをおすすめします。
検索エンジンのキャッシュ削除は自社で行うことも可能ですが、 専門的な分野も多く含むため、どのように対策をしていけばよいかわからない場合、 お気軽にお問い合わせください。
当社はウェブマーケティングに特化した広告会社として2006年に営業活動をスタートし、インターネット領域での皆様の「困った!」を解決すべく、2009年よりインターネットの誹謗中傷・評判管理対策サービスを開始し平時・有事を問わず多くの企業をサポートしています。
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