Googleの検索候補削除(非表示)マニュアル【2024年度版】
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Googleの検索候補削除(非表示)マニュアル【2024年度版】

Googleの検索候補削除(非表示)マニュアル【2024年度版】

Googleの検索候補(別名サジェスト・オートコンプリート)は、Googleの検索エンジンがユーザーにより正確で有益な検索結果を提供するために採用している機能の一部です。 検索候補は、ユーザーが検索クエリを入力する際に、入力中のテキストに基づいて表示されます。

本記事は、このGoogleの検索候補が表示する仕組みや削除(非表示)する方法を解説します。
以下、本記事で紹介するGoogleの検索候補削除方法一覧表になります。
↓↓↓

Googleの検索候補削除方法一覧

削除方法 概要 可否
ユーザー(自分)のブラウザ設定からGoogleの検索候補を削除 ブラウザ設定やGoogleアカウントの設定で変更可能だったが、現在(2024年2月現在)は機能廃止。 ×
ユーザー(自分)のブラウザ設定からGoogleの検索候補履歴を削除 検索候補の履歴を削除は現在(2024年2月現在)でも可能。
自分以外の検索ユーザーに表示されるGoogle検索候補を削除 他の検索ユーザーに表示されるGoogle検索候補や結果を個別に制御することは不可。
ただし、不適切なワード(プライバシーに関する情報など)であればGoogleに削除申請は可能。
もし削除拒否された場合、自分以外の検索ユーザーに表示されづらくする「サジェスト対策」というサービスが存在し、対策費用相場は月額5~10万円

Googleの検索候補が表示される仕組みは?

Googleの検索候補が表示される仕組みは以下のとおりです。

入力予測(オートコンプリート):
ユーザーが検索ボックスにキーワードを入力すると、Googleはその瞬間から入力予測を生成し始めます。
これには、過去の検索履歴や一般的な検索クエリの傾向が反映されます。
入力予測(オートコンプリート)
人気のあるクエリ(急上昇ワード):
Googleは大量の検索データを分析し、人気のあるクエリやトピックを特定します。
これに基づいて、ユーザーが入力し始めたクエリに対して関連性が高いと考えられる候補を提案します。
人気のあるクエリ(急上昇ワード)
スペル修正:
入力中に誤字脱字が検出された場合、Googleは正しいスペルの候補を表示します。
これにより、ユーザーが意図した検索結果を得るのに役立ちます。
例)「ほんにゃく」と入力
スペル修正例
地域や言語の適応:
ユーザーの地域や言語に合わせて検索候補を調整することで、より適切な結果を提供します。
例)東京で「日本橋」と入力
地域や言語の適応例(東京)
例)大阪で「日本橋」と入力
地域や言語の適応例(大阪)

出典:Google

参考:Google のオートコンプリート候補の仕組み

これらの要素は、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、迅速で正確な検索結果を提供するためのものです。
検索候補はリアルタイムで更新され、ユーザーの入力に追従して変化します。


Googleの検索候補を削除(非表示)する方法は?

Googleの検索候補を削除(非表示)する方法は、ユーザーのブラウザ設定やGoogleアカウントの設定で変更することができましたが、現在(2024年2月現在)は機能廃止されています。
一つの方法として、ブラウザのプライバシーモード(シークレットモードなど)を使用することで、検索履歴が保存されなくなります。

ただし、これはブラウザの設定として適用され、検索候補を直接制御するものではありません。
なお、検索候補の履歴を削除することは現在(2024年2月現在)でも可能となっております。

検索候補の履歴を削除する方法

1.ブラウザを開き、何かしら検索し、右上のクイック設定(歯車)をクリックします。
検索候補の履歴を削除01
2.「検索履歴」を選択します。
検索候補の履歴を削除02
3.「削除」の中からすべて削除する、もしくは期間を指定して削除することができます。
検索候補の履歴を削除03

出典:Google


自分以外の検索ユーザーに表示されるGoogle検索候補を削除する方法は?

残念ながら、他の検索ユーザーに表示されるGoogle検索の候補や結果を個別に制御することはできません。
前述の「Googleの検索候補が表示される仕組み」でも紹介しましたが、Googleの検索結果は、ユーザーの検索クエリに基づいて動的に生成され、パーソナライズされており、個々のユーザーのブラウジング履歴、検索履歴、地理的な位置などが考慮されています。

ただし、プライバシーに関する情報を非表示にするための方法はあります。
例えば、Google検索で表示される結果に対して、不適切なワードであればGoogleに報告することができます。

削除申請方法の詳細は以下の記事で紹介しております。
↓↓↓

なお、Googleに報告したとしても必ず対応してくれるわけではありません。
あくまでGoogleの判断に依存します。

特にプライバシーに関する情報以外の不適切なワード、たとえば「○○ やばい」などは削除に応じない傾向にあります。

また、訴訟することも手段の一つですが、残念ながら、日本におけるGoogleへの訴訟では、検索候補削除までたどり着くのが難しい状況が続いています。

Googleの検索候補削除が裁判で認められない理由

この事態の背景にはいくつかの要因が考えられ、まずGoogleは検索候補を意図的に選択しているのではなく、機械的な処理の結果に過ぎないという主張に引きずらて判断されている可能性があります。
また、「忘れられる権利」は欧米やヨーロッパで広く認められていますが、日本ではその取り扱いが、曖昧なことも影響している可能性があります。

最高裁グーグル判決が残した4つの課題

“米インターネット検索サイト大手、グーグルに対し、過去の逮捕歴に関する情報表示を削除するよう求めた仮処分申請で、日本の最高裁判所が削除は認めないという決定を下しました。”

出典・参考:最高裁グーグル判決が残した4つの課題

ネット上の「忘れられる権利」と表現の自由のバランスとは

“EUでは、個人が組織に対し、オンライン上の個人情報の削除を要求することができる「忘れられる権利」が定められています。”

出典・参考:ネット上の「忘れられる権利」と表現の自由のバランスとは


Googleに報告しても削除に応じてもらえない場合は?

前述に紹介しましたが、プライバシーに関する情報以外の不適切なワードをGoogleに報告しても、削除に応じない傾向にあります。
特に削除に応じない傾向にある不適切なワードは、Googleの検索候補に多数表示されることが、当誹謗中傷対策センターの独自調査結果で示しております。

このような不適切なワードを排除した場合には、自分以外の検索ユーザーに表示されづらくする「サジェスト対策」というサービスが存在します。
「サジェスト対策」は主に風評被害対策やSEO対策に知見のある専門業者が取り扱うサービスです。

対策費用は検索ワードやに専門業者よってことなりますので、あくまで目安ですが月額5~10万円が費用相場となります。
以下、サジェスト(検索候補)対策の成功達成期間目安や成功率になります。
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サジェスト(検索候補)対策の一般的な概要

対応検索エンジン Google(PC版)
数量 1検索ワード
月額の目安 月額5~10万円
成功達成までの目安 最短で1ヶ月
成功率 約90%

なお、成功報酬型としてサービスを提供する専門業者も存在しますが、難易度が高い検索ワード※には不向きです。

※難易度が高い検索ワードとは?
検索数が多い急上昇ワードや、直近でメディアへ取り上げられた不祥事などに関する候補ワードを制御することは困難です。

理由はリソースを注力するから受託費用をもらうのが一般的な取引ですが、成功報酬型の場合、着手金でもない限り、リソース確保の優先度が低くなるからです。
もし「サジェスト対策」を専門業者に依頼する場合には、上記の点を考慮し、優良な専門業者を選びましょう。

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