インスタグラムと聞くと、写真や動画などが投稿出来るSNSというイメージがありますが、現在、検索エンジンとして利用するユーザーが増えているそうです。
その影響もあり、インスタグラムの誹謗中傷も増加傾向に。 今回は、インスタグラムの誹謗中傷を受けた場合の対処方法をご紹介します。
検索エンジンといえば、GoogleやYahoo!などが有名で、ある程度の知りたい情報を得ることが出来ます。 もう少し、詳しい情報を知りたい場合などは、食事であれば食べログ、医療であれば病院なびなど、それらに特化した 検索ツールを利用する事が多かったですが、現在は、それらの情報をインスタグラムから収集するユーザーが増えているようです。
ひと昔前のインスタグラムは、オシャレな写真を掲載することで、「いいね」を多くされるか、評価されるかという フォトジェニック要素がとても強く、「インスタ映え」という流行語を生みだしました。
しかし、流行の変化はとても激しく、インスタ映えはもう古い。とまで言われていますが、 運営者側も色々なサービスをリリースしたことで、情報収集に利用するユーザーが増え、検索エンジンよりも活用する頻度が 高くなってきているようです。
アプリのサービスも充実しており、とても便利な機能が搭載されています。 例えば、「地図検索」機能では、現在地周辺で検索をすると、店舗や人気スポットの写真などが表示され、 店舗の詳細や問い合わせ先などが表示されるようになっており、アプリ内で知りたい情報が完結できるようになりました。
Googleマップとよく似ていますが、今まで知らなかったお店などを発見する事が出来るため、店舗側としても集客に 欠かせないSNSになっています。
利用度が高くなると、誹謗中傷なども増加します。 インスタグラムでは、どのような誹謗中傷があるのか、例に出しながら解説していきます。
インスタグラムには、コメント機能があります。これは投稿された写真や動画に対して、 コメントを投稿出来る機能となっており、初期設定では、誰もがコメント出来る環境になっています。
この機能を利用して、悪口や誹謗中傷を投稿するユーザーがおり、トラブルの元になっています。
直接メッセージを送る事が出来るDM機能があります。この機能を利用し、嫌がらせを行うユーザーがいます。 悪口だけではなく、わいせつな内容や写真などを送り付けてユーザーも存在します。
これらの嫌がらせに関して、コメント返しやDMに返信するのは危険です。 基本的には、そのまま無視をし、下記のような設定や通報などを行う事が良いとされています。
インスタグラムの誹謗中傷のほとんどは、コメント欄からのトラブルが多いようです。 その場合は、コメントを投稿出来るユーザーやメッセージを送れるユーザーを制限する設定をしてみて下さい。 そうする事によって、不特定多数のユーザーからコメントやメッセージが送られることはなくなります。
また、コメント機能、メッセージの受け取り自体をオフにする事も出来るので、このようなトラブルも事前に回避する事も可能です。
少し高度な設定となりますが、特定のワードが含まれたコメントは公開されない。という設定もできます。 また、「不適切なコメントを非表示にする」という項目にチェックを入れる事で、運営者側が自動的に不適切なコメントを非表示にしてくれます。
上記に紹介した機能によって、ある程度のトラブルを回避する事は可能ですが、システムでのチェックとなるのでは、万全ではありません。もし、悪口や個人情報を公開されているなどのトラブルとなった場合は、運営へ通報を行います。
インスタグラムでは、いじめや嫌がらせ、ヘイトスピーチや差別的なシンボルなどの投稿を禁止しています。 また、写真や動画なども、自分で撮影した物や、共有する権利を得ているもの以外を投稿することも禁止されています。
コメント欄に悪口などの誹謗中傷が投稿されたら、下記の手順で運営者へ通報をします。
コメント欄に悪口などの誹謗中傷が投稿されたら、下記の手順で運営者へ通報をします。
この方法を行うと、通報側からは問題のコメントを見られなくなるが、実際に削除されたという事ではないので、注意が必要です。 また、DMの誹謗中傷に対しても、同様に通報する事が可能です。
誹謗中傷を行ってくるコメントを削除したり、悪質なDMを送って来るアカウントをブロックすることも可能です。ただ、ブロックをしても別のアカウントから投稿されることもあるので、根本的な解決にはなりません。
そのような行為が繰り返されるようでしたら、法的措置を取るなどの対策を検討した方が良いです。
アプリの機能で、コメントを削除したり、問題のユーザーをブロックしたりすることは可能ですが、これらの行為が、相手の行動をエスカレートさせる場合も考えられることから、慎重な対応が求められます。
最近では、インスタグラムでの集客や情報発信の場として、多くの企業がアカウントを開設しており、このようなトラブルも増えているそうです。企業の場合は、売り上げの低下やイメージダウンへと繋がりやすいので、早急な対応が必要です。
もし、このような問題で悩んでいる場合は、被害が大きくなってしまう前に、誹謗中傷対策を行っている専門の業者や弁護士に相談をする事をお勧めします。