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FIFAがSNS監視

FIFAがSNSの誹謗中傷を監視。選手を攻撃的なコメントから守る仕組みがスタート

2022年11月20日、22回目となるFIFAワールドカップが開催されました。日本がドイツを破り、日本国内でも大きな盛り上がりを見せる中、SNSの動向も見逃せません。 国際サッカー連盟(FIFA)と国際プロサッカー選手協会で選手を守るためにSNSの監視を始めたことで、再びネットの誹謗中傷にも焦点が当てられています。 FIFA・選手協会の行う監視がどのようなものなのか、また企業のSNS監視体制をどう整えていくかを一緒に考えていきましょう。

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FIFAがSNSの誹謗中傷を監視

国際サッカー連盟(FIFA)と国際プロサッカー選手協会ではワールドカップ開催にあたり、SNSの監視を始めました。
近年世界中で増え続けるSNSでの誹謗中傷のリスクを重く見たFIFAと選手協会が選手を守るためにこの監視を始めたと言えるでしょう。
FIFAのインファンティノ会長は「選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、可能な限り最高の環境を提供する」とコメントしており、その意気込みがうかがえます。

企業や団体においてSNSの監視を大々的に公表することで、監視の目があることをSNSユーザーに自覚させ、誹謗中傷コメントがしづらくなり、攻撃的なコメントが減るなど抑止効果にも期待できます。

SNSをどう監視していくのか?

ニュースで発表された内容では、「選手のSNSアカウントを監視」とされています。
ワールドカップに出場する国は全部で32か国。出場登録できる選手は26人となっていることから、全831人もの選手が出場することになります。
数で見ると膨大ですが、SNSアカウント数で見るともっと増えることが予想できます。
SNSではTwitterやInstagram、Facebookなどサービスが複数あり、時にはYouTubeもSNSに含まれることもあります。
選手によっては複数のSNSを運用していることも少なくないでしょう。
一人で複数のSNSを運用しているとなると、監視対象はもっと増えることとなります。

今回のニュースでは、Instagram、Facebook、YouTubeの名前が挙がっていることから、この3サービスを中心に監視が行われるものと考えられます。

対象となるのは「攻撃的なコメント」

SNSに対して多くのコメントが投稿されることが予想されますが、プレーや戦略に対する考察・感想がほとんどとなることでしょう。
しかしその中でも選手を侮辱したり名誉を傷つけるような攻撃的なコメントを瞬時に非表示にすることで、受信者とそのフォロワーが見てしまう可能性を下げることができます。
ワールドカップは大きな注目を集める大会ということもあり、過激なコメントにより選手の精神的な健康を損なう恐れがあります。
FIFAインファンティノ会長の言葉にもある「選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう」になるためにも、SNSの監視はとても重要な役割を果たしそうです。

SNSを利用する私達ユーザー一人一人も、発言・投稿する内容には一層気をつけていきたいものです。

企業の監視体制を整える一歩となる?

企業が特定のアカウントを監視することは珍しいことのように思えますが、たとえば芸能事務所ではタレントのSNSをマネージャーが監視しているといったことも多く、考えてみるとそこまで珍しいものではないのかもしれません。
それでも一般企業においてSNS監視は浸透しているとはいえません。
企業アカウントを担当者一人だけで運用していることも少なくありません。一人だけで運用していると担当者の感覚のみで投稿する内容が決まり、炎上しかねない投稿もチェックが甘く公開されてしまう危険性があります。
またSNSに届く中傷コメントは担当者一人で抱え込むことになり、担当者の精神的にも良いとはいえません。

一般企業と今回のFIFAの監視と違うのは、SNSを当人だけに任せないというところです。
SNSを担当する人間(選手)と監視する人間(FIFA監視チーム)を分けることで、SNSの監視体制を万全にしています。
一般企業に置き換えてみると、SNS担当者とは別に監視体制を整え、自社に関するSNS投稿をチェックする、ということができます。
この仕組みを採用することで、SNS担当者の負担を和らげ、自社に対する率直な意見を集めることもできるようになり、商品やサービスに対する改善点や反響などリアルな感想を集めることができるようになります。

FIFAが先んじてSNSの誹謗中傷監視の仕組みをスタートさせることで、一般企業の監視強化の足掛かりとなることが期待できます。

監視体制に割くコストがない場合は専門会社も検討を

SNSに対し、コストを割くことができない場合には、誹謗中傷対策を専門とする会社へ依頼することも可能です。
ネクストリンクの誹謗中傷対策センターでは、Twitterはもちろんのこと、特定サイトの監視も行っております。
各種SNSの監視も可能ですので、ご検討の際にはぜひお問い合わせ下さい。

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